
22日と23日の両日、長野県の上山田温泉で全国教職員交流集会が開催されました。会場のすぐ前には千曲川が流れます。
初日は基調報告と講演がありました。

講師はジャーナリストの伊藤千尋さん。「活憲の時代〜世界から見た憲法」の演題で90分の講演でした。
出だしは伊藤さんの母親が教師だったこと。良いジャーナリストには親が教師という人が多い。まずは導入で沸かせた。
スペインの小さな島に広島・長崎という名の公園があり、そこに日本国憲法9条の条文が鮮やかに掲げられている。日本で9条条文を書いた碑があが公園があるだろうか。
南米ベネズエラの道ばたの露店ではベネズエラの憲法の冊子が売られている。母親が購入したのを見て伊藤さんは質問した。生活を守るには憲法を知らないといけない。友人から憲法の冊子を借りて使っていたが、ボロボロになったので自分の冊子を買ったのだ、と答えたという。
コスタリカは軍隊を持たないと憲法に定めた世界で2番目の国になった。1949年のこと。それまで軍隊があり、内戦が続いていた。多くの国民が死んだ。大統領と国会が事態の打開を考えた結果、軍隊を持っているからいけないと考え、軍隊をなくし「兵士の数だけ教師を」と決め、国家予算の3割を占めていたの軍事費を、そのまま3割を教育予算とした。
そして、子どもが小学校に入学したその日に、「子どもは誰からも愛される権利がある」と教えられる。子どもでも「自分が愛されていないと感じたら、憲法違反として裁判所に訴えることができる」と続く。事実、小学2年8歳の子が裁判所に訴えて勝った事例を話された。年間12000件の違憲訴訟があることも話した。
コスタリカは国連平和大学を誘致した。30年以上前から環境問題に取り組んでいること。コスタリカ大統領は「無知と欲」をなくさないといけないと語る。「無知は教育でなくすことができる」と。
日本は憲法を生活に活用していない。国民はもっと主張しないと。平和かどうか問題にするとき、国が平和かよりも個人が平和かどうかだ。等々は重い指摘です。
21世紀は理想が現実になる世界。オバマ米大統領が「核兵器をなくす」と言い、8月30日に自公政権からの政権交代が実現した。これは国民が選択した結果。
伊藤さんは最後に呼びかけた。もと韓国大統領、5回も命の危険に遭遇した人物、金大中氏の遺言を口にした。
「行動する良心たれ」と。

21日、さいたま市浦和区のほまれ会館で埼教組支部・単組・専門部代表者会議が開催されました。
埼教連の賃金・労働条件改善の団体交渉の結果についての学習、臨時教職員の同一校継続勤務問題での新たな進展に関する学習がありました。
組織拡大と共済加入の取り組み、全教が提起している5大重点要求運動、勤務時間問題に関する取り組み、県立高校の後期再編整備計画による高校つぶし反対の取り組み等について提案と意見交流をおこないました。

会場のとなりは玉蔵院があります。快晴の天気のもと、家族連れが散歩していました。太陽の日差しが差し込んでいた会場は暖かかったのですが、日がかげりだすとさすがに寒くなり、会場の暖房をつけました。
諸課題に向けて取り組みが進みます。

11月20日、埼労連や埼玉社保協(埼玉県社会保障推進協議会)等で作る埼玉大運動実行委員会の「守ろう雇用と仕事、なくせ貧困!県政要求共同行動」が繰り広げられました。
午前中は共同行動決起集会が埼玉会館で開かれました。今年で16回目の取り組みです。
主催者の原冨さんからあいさつがありました。引き続き、各団体から要求に関わって発言がありました。
自治労連(日本自治体労働組合総連合)県職、埼労連(埼玉県労働組合連合会)、埼高教(埼玉県高等学校教職員組合)、埼玉土建(埼玉土建一般労働組合)、埼商連(埼玉県商工団体連合会)、埼玉民医連(民主医療機関連合会)、障埼連(障害者の生活と権利を守る埼玉県民連絡協議会)、埼労連女性部、埼生連(埼玉県生活と健康を守る会連合会)と発言しました。

午後はさいたま市民会館浦和と埼玉会館の2会場で、県政全般と福祉に分けて要求行動を行いました。関係する所管課から県職員が出席し、要求項目への回答を行い、続けて要求団体から発言があり、県側とやりとりをしました。
埼教組は就学援助制度に関して、基準を引き上げること、給食費の未納世帯に対して一律的・機械的な対応をとらないよう要求しました。

昨日18日、日比谷野外音楽堂で全労連等の09秋年闘争要求実現11.8中央総決起集会が開かれました。
午前中は全教・教組共闘の独自行動がありました。
○30人学級の実現と教職員の増
○高校授業料の無償化
○給付制奨学金の導入と就学援助制度の充実
○教員免許更新制の廃止
○全国一斉学力テストの廃止
の5大重点要求の実現を求めて国会議員要請行動を展開しました。
衆議院議員会館、参議院議員会館には地方から陳情に訪れた人たちもいてごった返していました。
議員会館は3棟すべてがすぐ横に新しい議員会館を建設中です。
民主党議員の部屋へ要請に行くと、秘書が出て、党の決定で請願については今後、県連の本部を通して小沢幹事長に上げられることになった。歯がゆいが文書だけは預かります、という対応だった。
国会議員は選挙民によって選ばれた人たちで、国民からいろいろと意見を聞き、要望を受けとめる責任があるはずです。
こんなことで政権与党の責任が果たせるのかはなはだ疑問です。

国会周辺は銀杏などの樹木の紅葉がすすんでいます。
官庁街は終日、民主団体や労働組合の国民要求の実現を求める声が響いていました。
冷たい北風の中、幟がたなびく隊列が国会に向けて歩き、シュプレヒコールをあげていました。

17日夜、埼玉会館で埼玉憲法会議主催「輝け!日本国憲法のつどい」が開かれました。
講師に一橋大学の渡辺治さんを招き、「総選挙後の情勢と憲法をめぐる課題」と題して話していただきました。
◇自民離れの原因
・構造改革で地方が切り捨てられた。
・社会保障がズタズタに壊された。後期高齢者への医療差別、障害者への応益負担
・貧困と格差が広がった。餓死、自殺(10年連続の3万人)、無保険世帯、貯金のない世帯、、ワーキングプアの増大。
◇国民の反撃
・九条の会と反貧困の運動で新しい運動と世論が構築された。
・九条の会は、○従来の保守を超える広がり、○中高年が初めて立ち上がった、○ネットワーク型の運動、が特徴。
・反貧困、反構造改革の大衆運動の昂揚
○雇用と社会保障の破壊に対する個人加盟の運動組織(青年ユニオン、もやい)
○新しい共同・・・労働組合と反貧困NGOの共同、労働組合ナショナルセンターの共同(全労連、連合)
○政治への働きかけ・・・労働者派遣法改正、後期高齢者医療制度の廃止
◇民主党政権はどこに行こうとしているか
・民主党政権への2つの相反する期待
○構造改革への怒りの爆発と転換への期待・・・改憲止めて平和を
○構造改革の安定した運営を可能にする政治体制づくりの完成・・・改めて改憲を
民主党は改革を進めようとする面、アメリカと大企業に引っ張られる面がある。
やはり国民世論が平和を守る政治の実現を求めること。
国民のいのちと暮らしを優先する政治を求めること。
憲法9条と25条を真に政治の中心に据える日本にするためにさらに運動を強めていくことが重要。
本質を的確に見抜き、国民が政治を動かすことをしっかりと確認できた、スッキリした講演でした。
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